シングルページアプリケーションでは、クライアント側とサーバー側のどちらで処理すべきか？

シングルページアプリケーション（SPA）の売りの一つは、従来サーバーで行われていた処理をクライアントにオフロードすることでした。SPAはこの約束を果たしていると感じます。

しかし、すべてがバラ色というわけではありません。クライアント側に処理を詰め込みすぎるのは簡単です。クライアント環境をコントロールできないことを忘れがちです。クライアントは10年前のマシンから最新のスマートフォンまで、さまざまなインターネット速度でアクセスできます。唯一確実なことは、ユーザーがブラウザでサイトを閲覧しているということです。

処理

私の経験では、集約的な処理やサーバーとクライアント間で一貫性が必要なデータ（日付変換など）、または正確な計算が必要なデータ（金銭など）は、サーバー側でのレンダリングの最適な候補です。

ページング

クライアント側で実行される一般的なタスクはページングです。小さなデータセットではうまく機能しますが、小さなデータセットが小さいままでいることはありません。データが増えるにつれて、アプリケーションは遅くなり、最終的には応答しなくなります。残念ながら、クライアント側で発生しているため気づきにくく、さらに悪いことに、すべてのクライアントで発生しないため、トラブルシューティングが困難です。

ページングをクライアント側からサーバー側に移動させることで、クライアント側のページング関連のパフォーマンスの問題を軽減できます。「でも今はAPIコールが大量に発生する。そんなにたくさんのAPIコールを行うのは最適ではないのでは？」と思うかもしれません。確かにそう見えますが、サーバーからのデータ返却の速さに驚くでしょう。そして最良の部分は？サーバーをコントロールでき、必要に応じて容量を増やすことができます。

結局のところ、ユーザーに豊かでレスポンシブな体験を提供したいのであり、時にはサーバーに重い処理を任せることがその方法です。

まとめ

要約すると、可能な限りクライアント側に処理をオフロードしたいのですが、そうすることでクライアント側に負荷をかけすぎることができます。ページングや集約的な処理などの大変なタスクをサーバー側に保つことで、クライアント側に負荷をかけすぎるのを防ぐことができます。